スプロケット・プレートの交換
1年前にクーラント連絡管のOリングを交換したときに、”これからは老人の病気自慢のような記事が増える”と書いたけれど、本当に最近は修理の話がつづきます。
先日から、チェーンに注油したにもかかわらず「キュラキュラ」と異音がするなあと思っていたら、そのうちFスプロケカバーの中で何かを引っ掻くような音がするので、開けてみるとスプロケボルトがカバーの内側を削っている。原因はスプロケット・プレートの摩滅で、スプロケがドライブシャフトの溝を越えて外側に出ようとしてました。
下の写真はFスプロケを押しこんだ状態と引き出した状態。本当ならプレートの内歯がドライブシャフトの溝の中にあって、外側のシャフトの歯に引っかかるんですが、摩滅が進んでスプロケを抑えきれずに外側に外れそうです。
応急処置としてシャフトの溝に針金を巻いて、これ以上スプロケが移動しないようにして、代替部品待ち。(とりあえずこの状態で高速を400km走っても、なんとか耐えてましたが、プレートが針金に食い込みつつあったので非常手段でしかないですね)
で、新品と旧品を比べてみると、見事に内歯の部分が摩滅してしまってます。減速時にシフトダウンしたり、クラッチを切らずにシフトチェンジする癖があるので、摩滅はそのせいかとも思いましたが、バイク屋さんに言わせれば単に寿命だそうで。
摩耗面をみると、ドライブシャフトの歯の部分に当たってプレスされたような感じ。
無事新品を取り付けて、モリコートも塗って、所定の位置に収まったところ。 (チェーンが汚いのは見ないでください)
まあ、スプロケが外れたり、ドライブシャフトが傷ついたりする前に気づいてよかったです。*1
(備考:HONDA parts No. 23811-MN8-000)