tkmovの日記

日頃の技術的覚え書き XL700V、NC750Xなど

電熱ウェア購入

地元が割と温暖なせいで、ロングツーリングにでると思わぬ寒さに合うことが多く、以前から欲しいと思っていた電熱ウェアを衝動買いしてしまったので、メモ代わりのインプレッションです。

購入したのはHeatMaster*1インナージャケット(3.5A) と インナーパンツ。選択理由は腕と襟にもヒーターがある事(あと老舗だというとこかな)。HeatMasterのラインナップの中でジャケットは7A仕様と3.5A仕様があるのですが、7Aジャケットだとパンツ(3A)と足して10A=120Wで、ヘッドライト2灯分の消費電力はちょっと不安だったのでパス。ヘッドライトをLED化したので、3.5A+7Aならまだ許容範囲内だと思います。

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使用感その1、昼間の街乗り。今年は暖冬で気温は10~14℃、この気温なら普段でも冬ジャケット+Gパンで過ごせるので、3シーズンジャケット+インナージャケットで試してみました。このインナージャケットがそこそこ防寒性があるので、12~13℃ならヒータを入れなくても「ちょっと寒いかな」という程度。高速に乗ったら、ヒータをLOWで入れる程度。

使用感その2、夜間の高速。気温0~5℃でしたが、3シーズンジャケット+インナージャケット、Gパン+インナーパンツで挑戦してみました。パンツはLOWで十分ですが、ジャケットはHIGHで何とか耐えられる程度。腕ヒータは外側についているので、腕の内側は隙間風が入っているような感じで、ちょっと厳しい。やはりこの組み合わせは数時間の非常用という事でしょう。

使用感その3、夜間の高速。気温0~5℃。冬用ジャケット+インナージャケット、Gパン+インナーパンツという組合せで1~2時間走った限りは、ジャケットがMID、パンツはLOWでちょうどいい感じです。HIGHにするとちょっと暑すぎですが、ロングツーリングの場合は時々HIGHが必要でしょう。とりあえずこの組み合わせであれば、一晩でも耐えられるかな。

使用感その4、温感。腕と襟部分は普段、保温が難しい所なので、ここのヒータはありがたい。逆に胸部のヒータは走っている状態ではあまり感じられず、手で押さえると熱を感じるのはジャケットがたるんでいて密着していないせいかも。カウルがないバイクなら風圧で押さえられてかえって暖かいのか? パンツの方は、太ももから膝までのヒータ範囲で十分効果あり。反比例してヒータの無い脛から下を冷たく感じますが、それほど影響は無さそう。(今までも足先が冷たいという感じは無かったですし)

使用感その5。走っている間はヒータで暑いぐらいですが、停車すると急に寒く感じてしまう。実際はヒータの余熱で暖かいはずなのですが、人間、易い方向にはすぐに慣れてしまうのものです。

 

いずれにせよ、今までは逃げる熱をいかに防ぐかという防戦一方だったので、部分的にでも加温されるのは頼もしい。晩秋・早春の低温時に非常用に持っていれば心強いのですが、レインウェア程度にはかさばるので、収納方法を工夫しなければ。それと電熱ウェア無しでは過ごせなくなるのが怖いですね。

 

*1:この冬から、Heatechのブランド名が変わってます。やはり別の有名なブランド名とまぎらわしいので変えたんでしょうか